今日は私の周りからよく受ける質問にお答えしたいと思います。
お付き合いいただけたらと思います。
それは「長い距離を走れるようになるにはどうしたらいいですか?」です。
同じような内容で「長い時間走り続けるためには何をしたらいいですか?」というものです。
長距離を走るために必要なこととは
みなさんどうですか?
同じような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
結論は・・・・
「焦らず少しずつ距離を延ばしていくこと」
これにつきます。
エッ、なんだそんなことわかってるよ!、という声が聞こえてきそうです。
そうなんです。
当たり前のことを愚直にやり通すことが一番の近道なのです。
ですが大勢の人は、少し走れたから急にペースを上げたり、無理な距離や時間を設定したりしています。
それではせっかくの苦労が水の泡です。
最初からハイスピードで長距離を走れる人はまずいません。
歩く→歩く走る→走る
私もそうでした。
最初は500m走っては息切れがしていました。
「自分には長距離は無理なんだ」と何度思ったことでしょう。
ところが今は10㎞はコンスタントに走れるようにはなりましたし、調子の良いときには
ハーフも行けます。
時間も60分から90分程度は大丈夫です。
こんな私でも出来たのですから、あなたにも必ずできます。
時間はかかるかもしれませんが大丈夫です。
では早速やり方を説明しますね。
簡単3ステップです。
ステップ1 : 歩く
ステップ2 : 歩く走る
ステップ3 : 走り続ける
です。
では1個ずつ行きます。
ステップ1・・・まずは30分休まず歩き続けてください。(ゆっくり)
どうでしょう? できますか?
またまた「馬鹿にするな!」という声が聞こえてきそうですが、実はこれ慣れていないと意外とキツイです。
人間年を重ねると、この「歩く」という人間の基本中の基本の動作ができにくくなります。
いつの間にか下半身が衰えているのです。
ですのでまずはしっかり30分間歩いてください。
出来た人は次のステップです。(できなかった人はできるまで切り返してください)
ステップ2・・・30分間ゆっくり走って、疲れたら歩いてもかまいませんので、とにかく動き続けてください。(極端な話最初は25分歩いて5分走るでもOKです)
この走る時間と歩く時間を繰り返し調整しながら、30分の中でなるべく走る時間が長くなるようにしてください。
ステップ3・・・最終的に30分間走り続けてください。(ゆっくりでいいので)
その後30分間いつでも走り続けられるようになったら、時間を40分、50分、と自身で設定して、ステップ2とステップ3を繰り返してください。
そうしているうちに、自身の走りやすいフォームやペース(スピード)を体が覚えてきます。
早い人であれば二か月あれば30分はクリアできます。
週2から週3のペースで行ってください。(それ以上やる必要はありません)
キーワードはLSD
ただここで注意点ですが、あまり速く走りすぎないことです。
オーバーペースですと距離が長く持たないことと、けがの発生リスクが高まります。
ここでの合言葉は「LSD(ロングスローディスタンス)」です。
アメリカで生まれた言葉ですが、「ゆっくり長く走る」という意味です。
健康と体に一番良い走り方だそうで、自然に距離も時間も延びていく最強の走り方です。
そうです、あくまで「長くゆっくり」です。
「走る」以外をこだわる
あと走りとは直接関係はありませんが、「道具にこだわってみる」のもアリです。
・スマホで消費カロリーを図ってみる
・万歩計で歩数を計る
・お気に入りの音楽を聴きながら走る
・オシャレなウェアを着てみる
など、この「走る」という単調な動作の中、それ以外のところで工夫してみましょう。
ケガをしないことこそ近道
最後にアフターケアです。
ランナーで一番の故障個所はどこかというと、それは「膝」です。
次に「足首」「腰」「股関節」です。
けがを予防するためには、入念にこの箇所のストレッチをおこなうことと、「冷やす」ことです。
コールドスプレーは効果が薄いので、湿布が一番です。
それでも痛みが取れないようであれば思い切って「休養」することと、それでも痛みが取れないようであれば早めに「整形外科を受診する」ことをお勧めします。
休むことは勇気のいることなのですが、休養も一つのトレーニングだと思ってください。
また「整形外科」に関しては、万が一取り返しのつかない「けが」が潜んでいる可能性もありますので、早めにレントゲン等とってもらい、療法士のいる医院でリハビリすることが最善の方法です。
何度も言いますが、無理をして走り続けていくと、取り返しのつかない事故・ケガに直結することもありますので、くれぐれも注意してください。
以上が長く走り続けるコツです。
無理せず、ゆっくりと、すこしずつ、です。
いかがでしたか?
ぜひ参考にしてみてください。
では今日はこの辺で。
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